【2024年】ポジティブ心理学の本
おすすめ人気ランキング20選

ポジティブ心理学を知るための定番の本

 

幸せがずっと続く12の行動習慣

幸せがずっと続く12の行動習慣

ポジティブ心理学の初心者向けに、幸福度の研究で有名なソニア・リュボミアスキー博士の最初の本、「幸せがずっと続く12の行動習慣」を紹介します。
 
この本は2012年ごろに出版されましたが、最近(2024年)になって新装版が出されました。内容は同じです。10年以上前に海外で話題になった本ですが、国内でも「ウェルビーイング」に関心が高まったことから、再注目される機会となりました。

幸福優位7つの法則


ウェルビーイングの研究ではマーティン・セリグマン教授の「PERMA理論」が有名ですが、本書では、ハーバードの学生調査と、著者が欧米の大企業で研修・調査を重ねた結果導き出した「幸福優位性を生み出す7つの法則」が明らかにされます。
スティーブン・コヴィの「7つの習慣」のようですが、ここで言う7つの原則は幸福度が高くなることによって高業績や成功を達成する確率が高くなるというポジティブ心理学の調査を基にしたものです ...


ポジティブ心理学が1冊でわかる本




まさに日本語のタイトルどおり、今のポジティブ心理学の全体像が丸1冊で分かってしまうという大変ありがたい入門書です。私が知る限り、ポジティブ心理学を最も俯瞰的かつ客観的に解説した本だと思います。
ポジティブ心理学の歴史的起源をたどり、改めてポジティブ心理学とは何か?を解説しています。これまでの主な研究テーマの概要はもちろんの事、実証済みの応用法と効果は期待できるものの検証はまだ不十分な応用法、コーチングをはじめとするポジティブ心理学の対個人への実践法、ポジティブ心理学の現状と未来予測、功績、更には問題点についても、可能な限り客観的な視点でまとめられています。
原書においては初版の刊行から6年を経て第3版目となる今回の内容では、前回の書評で取り上げた「レジリエンス」や「マインドセット」についても新たに加わっています。

オプティミストはなぜ成功するか




ポジティブ心理学に到るまでのセリグマン教授の考えが理解できる良書。 世界中でベストセラーになり、マーティン・セリグマン教授の名を一般にも知らしめた「Learned Optimism」の翻訳書です。初版から20年以上経っているため、古典の域に近づこうとしている本ですが、以前は講談社から発刊されていた文庫は絶版となり、現在はハードカバーとして別の出版社から改訂版として出ています。学習性楽観主義という、新しい分野についての研究事例が豊富に語られた、読んで楽しい一般書です。
私が本書をおもしろいと思う理由は3つあります...
 


フロー体験とグッドビジネス




フロー理論とその人生と組織への応用がわかる良書です。
著者のミハイ・チクセントミハイ博士は、ポジティブ心理学の創始者の一人。
ハンガリー出身のチクセントミハイ博士は、おそらく国内ではポジティブ心理学よりも知名度が高い「フロー理論」の開発者として有名で、米・クレアモント大学院大学では世界で初めてのポジティブ心理学の博士課程を開設しています。
かの有名な経営学者のピーター・ドラッカーも本書に対しては「幸福と達成の心理学の基本書である」と賛辞を送っていたそうです...


HAPPIER




本書は海外でベストセラーとなった「HAPPIER」の翻訳書です。
このスクールHPでの「お薦めの本の紹介」では、海外でベストセラーになりつつも、日本ではそれほど話題になっていないと思われる本も積極的に紹介をしています。本書も良書でありながら、(出版社や翻訳者には失礼ですが)国内ではあまり読まれていない書籍かもしれません。
著者のタル・ベン・シャハー博士を有名にしたのは、何と言っても「ハーバード大学で当時一番人気だったポジティブ心理学を担当した」という事実です...


世界でひとつだけの幸せ
〜ポジティブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生〜



ポジティブ心理学の創始者セリグマン教授の書いた世界的ベストセラー。
全米心理学会会長時にポジティブ心理学を提唱してから約3年後にマーティン・セリグマン教授が書いた、初期のポジティブ心理学についてまとめられた著作「Authentic Happiness」の翻訳書です。
幸福度の研究から楽観性、フロー理論と充実感、強みとしての徳性、そして仕事における満足感と幸せな子供を育てる方法、生きる意味など、多岐に渡ってポジティブ心理学的な研究と考えが記されています。


ポジティブな人だけがうまくいく 3:1の法則




本書の中心テーマには、タイトルともなったポジティブ感情とネガティブ感情の黄金比とも言える「3:1」に関する研究があります。
ポジティブな感情を豊かにするには(つまり幸せになるには)、まずポジティブな感情は何かを認知することから始まります。本書には10のポジティブ感情が詳しく書かれており、勉強になります。その結果、視野が広がる、創造力が高まる、交渉力に長ける、健康になるなどのさまざまな便益が実証ベースで記されています。本書の中には、「あなたのポジティビティ比をチェックする」という自己診断テストもあります...


幸福の習慣


本書は海外でベストセラーとなった「Well Being」の翻訳書です。
Well Being(Well-beingとも表記されます)とは、精神と身体が最適な状態のことを表します。一般的には「幸福度」のことを指しますが、必ずしも心理的側面だけではありません。思考・感情・行動を伴った包括的な最適状態(Optimal Function)とも言えます。
本書ではウェルビーイング、つまり幸福な状態になるための「5つの要素」が書かれています。これらの要素は、大統領選挙などの統計調査で有名な米・ギャロップ社が世界150カ国における調査の結果、導き出したものです...


ポジティブ・コーチングの教科書




 
本書は、ロバート・ビスワス=ディーナー博士が2010年に出版した『Practicing Positive Psychology Coaching』 の邦訳書です。世界中のポジティブ心理学のコーチたちと接する中で、彼らが一様に「知識」よりも「今すぐクライアントに使えるツール」を欲していることを痛感した博士は、まさに彼らのニーズに応える形で本書の中で実践的なアドバイスやツールを多数紹介しています。まさに、ポジティブ・コーチングの実務家たちが手にとるべき実践版教科書と言えます。もちろん、コーチに限らず全てのポジティブ心理学実務家たちも本書から多くを学べるでしょう。


マインドセット:「やればできる!」の研究




今回は、社会心理学や発達心理学、パーソナリティにおける世界的な権威、キャロル・ドゥエック博士の新刊をご紹介したいと思います。博士はポジティブ心理学者ではありませんが、とりわけモチベーションに関して大きな業績をあげてきた彼女の研究は、ポジティブ心理学にも通じるところが多くあります。


成功するにはポジティブ思考を捨てなさい

—願望を実行計画に変えるWOOP の法則—




本書は、ポジティブシンキングやモチベーションに関する長年の研究をもとに、誰もがきっと心の奥で抱いている「理想の未来」を実現するための活用ガイドです。
理想の未来に対する私たちのモチベーションを実際に高めてくれるものは何なのか?著者自身が20年にわたって追求し、行き着いた答えが「メンタル・コントラスティング」(後に紹介)です。そして、メンタル・コントラスティングを誰でも簡単に実践できるようにと練り上げたツールが「WOOP」(後に紹介)です。


座らない!




今回ご紹介するのは、MAPP第一期の卒業生によって書かれた本です。
著者のトム・ラスは、ポジティブ心理学とも縁が深いギャラップ社に長年勤務するかたわら、「心のなかの幸福のバケツ」(米ニューヨーク・タイムズ紙ベストセラー番付1位)や「ストレングス・ファインダー2.0」(2013、2014年共に米アマゾン年間ベストセラー1位、日本語未訳)など数々の国際的ベストセラーを執筆してきました。
祖父のドン・クリフトンはストレングス・ファインダーの開発者であり、「強みをベースにした新しい心理学の父、ポジティブ心理学の祖父」のような存在とも言われています。
 


ポジティブ・リーダーシップ




今回ご紹介するのは、2人の経験豊富なエグゼクティブコーチによって書かれたポジティブ心理学の実用書です。著者の2人は、セリグマン教授の創設したMasters of Applied Positive Psychology (MAPP)の第一期卒業生でもあります。
 
本書が、他のポジティブ心理学実用書と最も異なる点は、「実践的で信頼できる」という一言に尽きると思います。それもそのはず、本書は研究者によってではなく、ポジティブ心理学を学んだ「ビジネスリーダー」によって「ビジネスリーダー」のために書かれた本だからです


ネガティブ感情が成功を呼ぶ




今回ご紹介する本は、ディーナー博士とカシュダン博士の新刊「ネガティブな感情が成功を呼ぶ」です。
 
タイトルだけ読むと、本当にポジティブ心理学の本なのか?と思ってしまいそうですが、著者は幸福学研究において著名な正真正銘のポジティブ心理学研究者です。


幸せになれる脳をつくる




今回取り上げるのは、神経心理学者リック・ハンソン博士の新刊「幸せになれる脳をつくる —「ポジティブ」を取り込む4ステップの習慣」です。
 
深い幸せに浸る瞬間も、地獄の苦しみのような瞬間も、その源泉をたどると脳という器官が大きく影響しているといいます。神経心理学の視点から人間の脳についてひもとき、どうすれば脳をもっと良い方向に変化させることができるか?というのが本書の重要なテーマの一つです。


ポジティブ心理学の挑戦




「幸せ」の追求を越えて、「ずっと続く幸せ」をとことん追求した一冊。
今回は、ポジティブ心理学の父、マーティン・セリグマン博士の注目の新作「ポジティブ心理学の挑戦」をご紹介したいと思います。前著「世界でひとつだけの幸せ」以降10年間でのポジティブ心理学の進歩には目を見張るものがあります。最先端の研究と応用から知られざるポジティブ心理学の歴史まで、ポジティブ心理学の全貌が明らかにされた必読書であると思います。


人生を「幸せ」に変える10の科学的な方法




問題に対処するためのポジティブ心理学活用ガイドです。
リュボミアスキー博士は、前著「幸せがずっと続く12の行動習慣」で、幸福を決定する3つの要因について解説をしています。
「遺伝的要因」と「環境的要因」によって私たちの幸せのほぼ6割が決定づけられていますが、残りの4割は、自らの「意図的行動」によってコントロールすることができます。
幸せになるには、自分が日々どのように考え、どう行動するかが重要な鍵となります。


幸せのメカニズム



工学者である前野氏は、人間の生活に役立つはずの科学技術が発達しても、終戦直後と比較して幸福度が変わっていないことに衝撃を受け、これが「幸福学」研究を始めるきっかけのひとつになったそうです。

本書の目的は、幸福とは何かを説明し、幸福学の今を明らかにすることだと述べています。


成功が約束される「選択の法則」




ポジティブ心理学研究の集大成~ポジティブな現実を作り出すスキルを磨く。ベストセラー「幸福優位7つの法則」著者の第二作。
世界的ベストセラーになった前作では、「幸せは成功に先行する」という幸福の優位性を示しました。
エイカー氏は、成功と幸福感の関係に、見落としてきたものがあると告げています。


「幸せをお金で買う」5つの授業


研究に裏付けされた「幸せになるお金の使い方」のコツを学ぼう。NHK「幸福学白熱教室」にも出演した著者の本。
「幸せはお金では買えない」ノートン博士は、「それは嘘だ」と講演で述べています。
本書の目的は、私たちが「幸福度をもっと上げられる方法でお金を使えるようになる」ことです。幸せになるためのお金の使い方のコツとして、5つの「ハッピーマネーの原則」が挙げられています。
金額の大小にかかわらずお金の使い方を変えると満足感や幸福感も変わるのです。


才能を磨く




TEDで有名なケン・ロビンソン卿のエレメントを見つけ、ウェルビーイングを実現するためのガイドブック。
2006年ロビンソン卿がTEDで行った講演「学校教育は創造性を殺してしまっている」は、再生回数が2500万回を超え、2億5千万人が見たと推定されています。
2010年、2013年にも講演し、ユーモアを交えながら現代教育の問題やあるべき形を示しました。


Give & Take 「与える人」が成功する時代




 
組織心理学者でペンシルベニア大学ウォートン校史上最年少の終身教授アダム・グラント氏の「幸せと成功を導く振る舞いとはなにか」を解説した名作。
私たちが幸せな成功者になるために重要なのは「他者との関係性」であり、物質的な豊かさはさほど影響しません。では、人との関わりの中で、私たちはどのように振る舞うべきしょうか。
ずばり、「他者志向のギバー」になることです。


「勇気」の科学 




ポジティブ心理学者のロバート・ビスワス=ディーナー博士の一歩踏み出すだめの集中講義。
博士は、「勇気とは、危険、不確実性、恐怖があるにもかかわらず、道義的で価値ある目的に向かっていく行動意志である」と定義し、勇気の要素として「恐怖のコントロール」と「行動意志」をあげています。


ポジティブ心理学入門 幸せを呼ぶ生き方



著者の島井先生は、まだ国内でポジティブ心理学が知られていないときに、書籍などを通して日本にポジティブ心理学を紹介された方です。米・ペンシルベニア大学で客員研究員として一年間ポジティブ心理学の創始者の一人であるセリグマン教授のもとで学ばれました。同時に「強みとしての徳性」診断ツールであるVIAの開発研究にクリス・ピーターソン博士と関わられたそうです。

本書は一般書ではありませんが、「ポジティブ心理学」という(当時)新しい分野を平易な言葉で書かれたテキスト書とも言えるでしょう。私どものスクールの受講生に入門書としてすすめることがあります...


Q・次の2つから生きたい人生を選びなさい

ハーバードの人生を変える授業Ⅱ




ポジティブ心理学「幸福」研究の第一人者のひとり、タル・ベン・シャハー氏の幸福感の40%を決める「選択すること」について書かれた本。
 

「ネガティブな感情」の魔法




傷つきやすい心や恥をテーマにしたTEDの講演が話題となり、注目されている心理学者の一人、ヒューストン大学教授ブレネー・ブラウン氏の本です。翻訳は本田健さん。「羞恥心」を克服し、自分らしく生きるためのガイドブックです。
 


実力を100%発揮する方法



スタンフォード大学で「ポジティブ・インテリジェンス(PQ)」を教えるシャザド・チャミン氏の本を紹介します(本書原題「Positive Intelligence」)。

PQとは、自分の心がポジティブに働いているかネガティブに働いているかをパーセンテージで示すもので、知能指数IQや心の知能指数EQ同様、人の潜在能力を表します。


スタンフォードの自分を変える教室



「意志力の科学」に関する話題のベストセラー本を紹介します。スタンフォード大学講師で心理学者のケリー・マクゴニガルさんによる本。「Will power」(意志力)の研究と自制心の鍛え方が書かれています。


人勢塾




本書は神戸大学大学院経営学研究科長の金井壽宏教授が2008年に企業の幹部を対象に行った「人勢塾」の内容をまとめた本です。
この企業の人事や管理職を対象とした研究会では、人材マネジメントの営みをポジティブに転化するための実践的学習の場として企画され、現在も第五期が開講されています。目的は「日本のポジティブHRM(前向き人材マネジメント)を生み出すこと」。ライン・マネジャーとその下で働く人々を元気にする前向きな人事の実現を目指す、意義ある試みです。このようなHRMが浸透することで、日本でもより多くの「いい職場」が創発されると思います...

8週間で幸福になる8つのステップ




オーストラリアのTV番組をもとにした、幸福度を高める8つの方法が書かれた本です。
本書は、オーストラリアのTV番組「Making Australia Happy」において、20代から60代の8人の「あまり幸せでない」男女が集められ、彼らを8週間で見違えるように健康にし幸福にする実験がまとめられた本です。
幸福度を科学的に高めることを証明するために、一流のエキスパートによるチームが編成。
リーダーを司ったのは、著者のアンソニー・グラント博士。名門シドニー大学で、世界初となるコーチング心理学修士課程を立ち上げ、ポジティブ心理学にも詳しい心理学者です。