【2023年2月最新】
【無料】PERMA診断でウェルビーイング度を自己分析
「PERMA診断」とは? 自分の幸福度を理解する方法
この記事では、自分のウェルビーイングの度合いを自己診断することに最適なツールである「PERMA診断」について、PERMA診断とは何か、PERMA診断の方法、診断結果と意味、PERMA診断の結果からのアドバイスを説明します。
ウェルビーイングとは?
企業におけるウェルビーイングとは、従業員が健康で幸せな状態で働ける環境や文化を指します。従業員の感情やエンゲージメント、関係性、意味、達成感などが高まり、仕事への満足感が高まることを目的とします。
企業の成功には、健康でモチベーションが高い従業員が必要不可欠であり、ウェルビーイングの重視は、企業の成長に欠かせない要素です。
また、従業員のウェルビーイングを高めることは、従業員のモチベーションアップやパフォーマンス向上、長期的な離職防止などに繋がります。
また、健康で幸せな従業員はより良いサービスや製品を提供し、顧客満足度も向上することが期待されます。従業員のウェルビーイングは、企業の発展に欠かせない要素となります。
PERMA診断とは?
ウェルビーインを高めるための理論は心理学者によって研究され続けています。その中で有名なのが、ポジティブ心理学者の創始者であるマーティン・セリグマン教授が中心となって開発された「PERMA理論」です。
セリグマンのPERMA理論は、幸福の構成要素を五つに分類した理論です。PERMAとは、Positive Emotion(ポジティブ感情)、Engagement(エンゲージメント)、Relationships(関係性)、Meaning(意味)、Accomplishment(達成感) の略です。
この五つの要素が存在することが、人々が長期的に幸せで健康な状態にあることを促します。PERMA理論は、個人や組織のウェルビーイング改善のためのガイドとなり、幸福を実現するための戦略を提供します。
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セリグマン教授のPERMA理論をもとに作られた、個人のウェルビーイング度を評価するツールが「PERMA診断(PERMA-Profiler)です。Julie Butler博士とMargaret Kern博士により開発されました。
このツールは、正の感情、エンゲージメント、関係性、意味、達成感の5つの要素に関してアンケートを行い、その結果から個人のウェルビーイング度を決定することができます。PERMA診断は、個人が自分自身のウェルビーイング状況を把握するためのツールとして、また組織において従業員のウェルビーイング状況を把握するためのツールとして利用されています。
参照元:
Butler, J., & Kern, M. L. (2016). The PERMA-Profiler: A brief multidimensional measure of flourishing. International Journal of Wellbeing, 6(3), 1-48. doi:10.5502/ijw.v6i3.1
PERMA診断の方法
ここではKern博士の助言を受け金沢工業大学心理科学研究所の塩谷所長らが開発した「PERMA診断」の日本語版の使い方を初心者でもわかりやすく理解できるように解説します。
① 金沢工業大学の「PERMA診断テスト」のサイトにアクセスします。
PERMA診断の結果と意味
PERMA理論は、ウェルビーイングを5つの構成要素に分解し、これらの構成要素を改善することがウェルビーイングを高めることになるという考えから成り立っています。
PERMA診断は、個人がこれらの5つの構成要素においてどの程度該当するかを評価することができます。
Positive emotion (ポジティブな感情): 楽しい、幸せ、満足するなどの良い気分を経験することが測定されます。高い点数が得られると、本人は楽しいことや満足感を持っていることが示されます。
Engagement (エンゲージメント): エンゲージメントとは、ある活動や世界そのものに夢中になったり、興味を持ったり、関与したりすることを指します。非常に高いレベルのエンゲージメントは「フロー」と呼ばれる状態で、時間の感覚を失うほど完全に活動に没頭することができます。高い点数が得られると、本人は仕事や趣味など、熱意を持って取り組み没頭できることがあると考えられます。
Relationships (関係性): 人間関係とは、他者から愛され、支えられ、評価されていると感じることを指します。他者との良好な関係を築くことは、人生を気分よく、うまくいくための重要な要素です。他人が大切なのです
もし低い点数が得られると、本人は良好な人間関係を築く改善の余地があることが示されます。
Meaning (意味): 意味とは、人生の目的意識、人生の方向性、人生の価値や生き甲斐を感じること、あるいは信仰、慈善事業、個人的に意味のある目標など、自分より大きなものとつながることを指します。意味とは、人生が重要であるという感覚をもたらすものです。もし低い点数が得られた場合、働きがいのある仕事や人生のやりがいを見出すことが望ましいと考えられます。
Accomplishment (達成感): 達成感には、受賞歴や栄誉といった客観的なものもありますが、達成感もまた重要です。プロファイラーは、達成感や日々の責任を果たすことについての主観的な感情を測定します。目標に向かって努力し、達成すること、そして、仕事や日々の責任を果たすことができると感じることが含まれます。
Overall(全体評価): 全体的なウェルビーイングの評価です。得点が高いほど、主観的な幸福度が高いと考えられます。
Negative emotion(ネガティブな感情):ネガティブな感情については、悲しい、不安、怒りの感情を持つ傾向が測定されます。
Health(健康):PERMAモデルには含まれませんが、身体的な健康や活力もウェルビーイングの重要な要素です。この診断では、主観的な健康感覚、つまり、毎日を気持ちよく、健康に過ごしているという感覚を測定します。
Lonely(孤独感):生活における孤独感のレベルです。高いほど、孤独感を感じることが多いと考えられます。
PERMA診断の結果のアドバイス
PERMA診断の結果から与えられるアドバイスは個人ごとに異なりますが、一般的に以下のようなアドバイスがあります。
ポジティブな感情:喜びを生み出す習慣や活動を追求すること。
エンゲージメント:自己のスキルや能力を最大限に活用すること。夢中になれる仕事や趣味などで自己を実現すること。
関係性:良好な人間関係を築くこと。仲間や家族、パートナーなどと良い関係を持つこと。
意味:人生に意義を見出すこと。仕事や家庭などに意義を感じること。
達成感:目標達成感を得ること。仕事や家庭などで目標を達成すること。
全体評価:PERMAの5つの要素で強みな点をさらに伸ばすこと。次に得点の低い要素について改善アクションを行うこと。
ネガティブな感情:ネガティブな感情を認識し、適切に対処すること。
健康:健康に過ごすために、運動習慣や食生活の見直しを行うこと。
孤独感:孤独感を感じることを少なくできるように、人と触れ合う機会を持つこと。
まとめ
ポジティブ心理学の創始者であるマーティン・セリグマン教授が開発した、ウェルビーイング度を検査するツール「PERMA診断」により、、自分のウェルビーイングの度合いを自己診断する方法について説明しました。
まだ受検されていない方は、今すぐ無料のPERMA診断を受けて、自分自身を改善し、より幸せな人生を手に入れましょう。既に受検された方も、1年に1回などの頻度で定期的に自分のウェルビーイング度を観察することをオススメします。
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