job_crafting.png img20220518111250980790.png img20220730115305529686.png img20220704163748256767.png img20220714193945203011.png img20220614204933032855.png

クリックすると詳細ページに移行します

講座・セミナーのご案内

講師認定

ポジティブ ジョブ クラフティング講師認定講座  
■2022年9月24日 10:00 - 18:00 詳細
@東京・九段下会場 ※ オンライン受講も可
 
レジリエンス研修講師 認定コース  
■2022年9月3日, 18, 19日 10:00 - 18:00 詳細
◎オンライン講座 
※ レジリエンス1日入門講座 受講者は9/3が免除
 
レジリエンス コーチ認定講座   
■2022年11月 週末2日間を予定 詳細
@東京・九段下会場 ※ オンライン受講も可
 
【新講座】ウェルビーイング講師 認定講座  
■2023年春 週末3日間を予定 詳細
@東京・九段下会場 ※ オンライン受講も可


一日入門講座

レジリエンス1日入門講座
■2022年9月3日(土)10:00 - 18:00 詳細
◎オンライン講座


オンライン勉強会『強みコーチング入門』

◎全7回シリーズ(一括での申込はこちら
 
#1 無料強み診断サイト(VIA)の活用法
■2022/9/10(土) 10:00 - 11:30 詳細・申込
#2 従業員エンゲージメントを向上する
■2022/10/8(土) 10:00 - 11:30 詳細・申込


Eラーニング

『ウェルビーイング勉強会』

2022年春夏実施のオンライン勉強会のアーカイブ録画ファイルとPDFスライドが購入できます。
 
◎全8回シリーズ(一括購入はこちら
◎それぞれの購入は以下のリンク先へ

  1. そもそもウェルビーイングとは録画(68分)
  2. 幸福度を高めるリモートワーク録画(70分)
  3. 世界幸福度レポートを紐解く 録画(68分)
  4. ウェルビーイングとがん対策 録画(90分)
  5. 1on1で使える強みコーチング 録画(56分)
  6. 理論篇1 PERMAとは? 録画(67分)
  7. 理論篇2 ギャラップ版Well-being 録画(63分)
  8. 理論篇3 自己決定理論とは? 録画(58分)

最新講座情報をメール配信しています

 
登録フォーム

■メールアドレスを入力してご登録ください


 
■空メール登録はこちら

空メールアドレス

bm31664vh@a.bme.jp
 
解除フォーム

■登録解除はこちら

 法人向けプログラム

心理学をベースとした下記の法人研修への講師派遣を行なっています。
○レジリエンス 研修・講演 詳細
レジリエンス 講師内製化 詳細
○ウェルビーイング 研修・講演 詳細
ジョブ クラフティング 研修 詳細

【関連知識・情報】
レジリエンスとは?

心理学において「逆境やトラブル、強いストレスに直面したときに、適応する精神力と心理的プロセス」と説明されるレジリエンスを解説します。
 

 詳細

ポジティブ心理学とは?

レジリエンス研究の土台が、心理学の新潮流である「ポジティブ心理学」です。全米心理学会会長だったマーティン・セリグマン教授により始まったポジティブ心理学についてまとめました。
 
 詳細

強み診断(無料)の紹介

レジリエンスを高める手法であり、従業員のエンゲージメント改善にもつながる「強み(ストレングス)」を診断するツール「VIA-IS」を解説し、無料で受講できるサイトをご紹介します。
 

ポジティブ心理学本35冊の紹介

ポジティブ心理学やレジリエンスを学ぶのに最適な書籍 全35冊のご紹介をします。書評を見ていただくことで、書籍のご購入の参考となります。
 

ポジティブ心理学のビデオ7選

ポジティブ心理学の創始者であるセリグマン教授らのTEDビデオ7本のご紹介します。ポジティブ心理学の概要を短い時間で理解できます。
 

ポジティブ心理学の応用研究

ポジティブ心理学は広範囲に応用されています。「コーチング」「教育」「リーダー育成」「メンタルヘルス」での研究事例をご紹介します。
 

企業案内

Purpose (目的・意義)

当スクールは、
従業員の心身両面の健康と幸福を通して
企業価値向上を追求する
講師・人事・リーダーの方々に
心理学ベースの「学びの場」を提供します。

2022年 代表の挨拶

 
私が当スクールを設立して、今年で10年目になります。
 
海外勤務先のシンガポールで出会った「ポジティブ心理学」、そして「レジリエンス」を日本の働く人たちに伝えたい、という思いで、一念発起して企業を飛び出し、徒手空拳でこの社会人向けスクールを設立しました。
 
ところが、当時はポジティブ心理学も国内ではほとんど知られておらず、企業でもレジリエンス研修等は全く行われていませんでした。いきなり壁にぶち当たったのですが、諦めることなく、まずは前職で培った自分のマーケティングの経験を生かして認知度を高め、市場を創造するために、一歩ずつ進んでいこうと決心しました。
 
今では、レジリエンスも一定の認知を得て、研修の需要も増え、当スクールで学ばれた数百名の認定講師が全国の企業や地域でレジリエンス研修を行っています。従業員の心の健康や幸せを重視する経営を行う企業も増えてきました。素晴らしいことだと感じます。
 
10年目に当たり、当スクールが今後も社会に少しでも貢献していくために、パーパス(目的・意義)を改めて定めました。以下の三点がポイントです。
 
1)私は、組織で働く人たちが、心も体も健康で幸せであることで、一人ひとりが生き生きと輝き、結果として企業価値も高まると信じています。
 
2)その実現のために、当スクールは講師や人事、そして経営者や管理職を含むリーダーに、従業員の健康や幸福を高める知識や手法を学ぶ場を提供することで、貢献することができると考えます。

3)提供する内容は、自己啓発的なものではなく、心理学のエビデンスのある再現性の高い手法に拘っていきたいと思います。そのために、海外の第一人者と協力し、シンガポール本校のリソースもフル活用し、よりよい講座や勉強会を提供していきます。
 
2022年度は、当スクールの強みである「レジリエンス」に加え、社会のニーズが高まっている「ウェルビーイング」に注力していきます。
 
今後ともご協力・ご参加をよろしくお願いします。

 

 

2022年1月

 

会社概要

商号

株式会社ポジティブサイコロジーススクール

本校: The School of Positive Psychology (Singapore)

代表者

久世浩司

設立

2012年3月1日

所在地

〒102-0082 東京都千代田区一番町10-8 一番町ウエストビル5階

連絡先

03-6869-6493 (代表電話)

事業内容

社会人教育

法人研修

沿革

2007年

The School of Positive Psychologyがシンガポールにて開校

アジア・太平洋地域で初めてポジティブ心理学の学位を発行

2009年

イローナ・ボニウェル博士が「SPARKレジリエンス」を開発、欧州で研修開始

2010年

イローナ・ボニウェル博士が「SPARKレジリエンス」講座をシンガポールで開始

2011年

シンガポールにて法人・官公庁・教育機関でレジリエンス研修を開始

2012年

東京にて「ポジティブサイコロジースクール」を設立

「ポジティブ心理学入門講座」を実施

2013年

「ポジティブ心理学コーチング課程」(講師:Ilona Boniwell, Ph.D)を実施

2014年

ボニウェル博士来日、NHK「クローズアップ現代」に出演

「レジリエンス講師認定コース」(講師:Ilona Boniwell, Ph.D)を開始

『レジリエンスの鍛え方』(久世浩司)発刊、Amazonビジネス書2位で話題に

「ポジティブ心理学コーチ認定講座」(講師:Robert Biswas=Diener, Ph.D)を実施

「ポジティブ教育インストラクター養成講座」(講師:Boniwell, Ph.D) を実施

2015年

「ポジティブ組織開発マスタークラス」(講師:Ilona Boniwell, Ph.D)を実施

2017年

「MBSR(マインドフルネスと強みの活用)講座」(講師:Ryan Niemic, Psy.d)を実施

2018年

「チーム・レジリエンス講師認定講座」(講師:Ilona Boniwell, Ph.D)を実施

2021年

「レジリエンス8週間プログラム 講師認定コース」(講師:Ilona Boniwell, Ph.D)を実施

2022年

「ポジティブ ジョブクラフティング講師認定講座」(講師:Ilona Boniwell, Ph.d)を開講

シンガポール本校について

 
当スクールは、シンガポールを拠点とする「The School of Positive Psychology(TSPP)」と提携し、講座を提供しています。, TSPPはシンガポールの教育省の認可を得た高等教育機関として、心理学や心理療法・カウンセリングに関する学位と教育プログラムを、専門家や実践者、企業関係者に提供しています。2007年に創立してから、TSPPからは延べ 15,000人以上の卒業生を輩出し、500以上の組織に研修を行い、フィリピンや香港でもプログラムを展開しています。

名称

The School of Positive Psychology

代表者

Stephen Lew

設立

2007年1月1日

所在地

61 Stamford Road #01-09 Stamford Court, 178892

HP

www.positivepsych.edu.sg

連絡先

+65-6884 5162(代表電話)

事業内容

社会人教育(心理学、心理療法)

法人研修

 

レジリエンスとは?

 欧米を中心に30年以上も研究されてきたレジリエンスには、いくつかの定義があります。
 
全米心理学会はレジリエンスについて、以下のように定義しています。

『レジリエンスとは、逆境やトラウマ、悲劇的な事態や脅威、または著しいストレスに直面したときに適切に適応するプロセス』

つまり、レジリエンスとは、困難な体験から回復することを意味します。研究によれば、レジリエンスは人々が共通して有しているものであることとされています。9.11のテロ事件や3.11の東日本大震災から立ち上がった人々の姿がそれを物語っています。

一方で、レジリエンスが強いことは、困難や苦悩を体験しないというわけではありません。逆境に直面すれば、感情的な痛みは感じられます。レジリエンスとは、その逆境をいかに捉え、対応するかなのです。
それには思考・感情・行動の領域における対応が含まれます。レジリエンスは誰にでも習得し、開発することが可能なスキルでもあるのです。
 
もともとレジリエンスは人生で危機や悲しい出来事を経験した人に向けた療法的なアプローチが中心でした。心理療法やカウンセリングの領域で主に研究・応用されていました。
それがうつ病の若年化の問題に直面した学校での解決策の一つとして、レジリエンス教育をうつ病の予防策として使われるようになりました。さらには、メンタルヘルスが重要になった職場の領域でも注目を浴び始めたのです。
 
職域では、サルバトール・R・マッディとデボラ・M・コシャバが米イリノイ・ベル・テレフォン社で調査した結果をまとめた「ハーディネス」というストレスフルな状況に対しての態度とスキルの研究が初期のレジリエンス研究として有名です。マッディらは、レジリエンスの高い姿勢として3C(コミットメント、チャレンジ、コントロール)をあげました。

その後、米・ペンシルベニア大学のマーティン・セリグマン教授らが開発した学校教育向けのPRP(ペン・レジリエンス・プログラム)を基盤としたレジリエンス・トレーニングが社会人向けに開発され、企業や陸軍などの組織に導入されました。ポジティブ心理学の中核研究である「人格的な強み(Character Strength)」をベースとした「ストレングス・アプローチ」が採用されている点が、従来のストレス・コーピング系の研修との違いとされました。

欧州では、イースト・ロンドン大学大学院で応用ポジティブ心理学修士課程のディレクターを務めたイローナ・ボニウェル博士らが開発した『SPARKレジリエンス』が企業組織や教育で幅広く活用されています。

 
 

参考文献
 

「仕事ストレスで伸びる人の心理学」サルバトール・R・マッディ、デボラ・M・コシャバ
 
「Building Resilience for Success: A Resource for Managers and Organizations」Cary L. Cooper, Jill Flint-Taylor

 

ポジティブ心理学とは?

ポジティブ心理学 小史

ポジティブ心理学は海外だけでなく、日本国内でも注目されつつある研究・応用分野です。

ポジティブ心理学の関連書籍が数多く発刊され、幸福学をテーマにTV番組がNHKで放映され、ドキュメンタリー映画も制作・上映されています。ブータン王国のGNH政策に代表される国家の幸福度政策も関心が集まり、「幸福度ランキング」はさまざまな大学・研究機関から発表されています。

ポジティブ心理学が生まれたのは、当時全米心理学会 会長だったマーティン・セリグマン教授が所信表明演説によって示された20世紀の終わりです。その二年後に研究者向けの論文集「American Psychologist」において「ポジティブ心理学特集」が組まれ、本格的な研究として注目を集めました。セリグマン教授とフロー理論で有名なチクセントミハイ博士によるポジティブ心理学研究を定義づける論文(Seligman & Csikszentmihalyi, 2000)は、今でも最も多く引用されている心理学の文献の一つです。

続く2002年には、初期のポジティブ心理学の研究をまとめたセリグマン教授の「Authentic Happiness」(邦訳「世界で一つだけの幸せ」(書評はこちら))が全米でベストセラーになり、2005年にはTIME誌で、その後経営者向けのハーバード・ビジネス・レビュー誌で特集記事が組まれました。
 
さらには「ハーバード大学で最人気の授業」というキャッチコピーを掲げ、タル・ベン・シャハー博士の「Happier」(邦訳・同題)がマスコミで話題となり、同書は世界的なベストセラーとなりました。
 
2007年にはシャハー博士と共にハーバード大学で講師を受け持った経営コンサルタントのショーン・エイカーが「Happiness Advantage」(邦訳・幸福優位の7つの法則)を出版し、同書はビジネス書としてのベストセラーとなり、ポジティブ心理学がビジネスの世界においても関心をもたれるきっかけとなりました。

教育においては、2004年にセリグマン博士がペンシルベニア大学大学院に世界初の応用ポジティブ心理学修士課程(通称MAPP)を開講、その後イローナ・ボニウェル博士がセリグマン博士の支援を受け欧州初のMAPPを英・イースト・ロンドン大学大学院に開講しました。またチクセントミハイ博士がポジティブ心理学における世界初の博士課程を米・クレアモント大学大学院に開講しています。現在では世界各国のさまざまな大学・大学院でポジティブ心理学の学位を取得することができます

ポジティブ心理学の初期は「The Science of Happiness(幸福を研究する科学)」として世間の注目を浴びていました。ただ、心理学者の中には「ハピネス研究者」と呼ばれることを快く思わない人も存在し、とくに「ポジティブ心理学=黄色のスマイルマーク」は誤解を招くシンボルとして嫌う人も多く、現在では「Well-being(ウェルビーイング)」という用語が主流となっています。実際、セリグマン教授が近著「Flourish」で著した最新理論は「ウェルビーイング理論」と名付けられています。
 

ポジティブ心理学を一言で解説すると?

幸福学を中心として発展したポジティブ心理学は、現在ではその研究が非常に多岐に渡っています。研究の進展・発展も早く、過去の論文や書籍の内容が陳腐化してしまうこともあります。また「ポジティブ心理学とは何か?」と言う問いにシンプルに答えることが難しくなってきました。

ひとつの答えとして参照できるのがポジティブ心理学の創始者たちの言葉でしょう。その一人であるセリグマン教授は、初期の論文でポジティブ心理学を

 

ポジティブ心理学は、個人とコミュニティが反映させる要素を発見し促進することを目指した、人の最適機能に関する科学的研究である

 
と伝えています。

従来の心理学が人の心理状態をマイナス5からゼロに回復・改善することを目的としているならば、ポジティブ心理学の目指すところはゼロ近辺に位置する「心理的健常者」をプラス5やプラス8に高めることにあると考えることができます。

またセリグマン博士の研究パートナーとして、ポジティブ心理学の基礎の確立に多大な貢献をした米・ミシガン大学のクリストファー・ピーターソン博士はポジティブ心理学についてこう伝えています。

ポジティブ心理学とは、人生を最も生きる価値あるものにするのは何かに関しての科学的な研究である。
 
ピーターソン博士は、セリグマン博士と共に楽観性の研究や強みと美徳の研究を行い、「Good Life(いい人生)」の追求を長い間行ってきました。そのピーターソン博士が「いい人生で最も大切なものは?」と聞かれたときに、いつも答えていたのが以下の言葉です。
 
Other people matter.
 
「他の人々との関わりが重要」。これがピーターソン博士が、満たされた人生や持続的な幸福度に関して大切にしてきた事柄でした。このシンプルな言葉のもつ意味は偉大だと思われます。広大な知識体系であるポジティブ心理学の森で道に迷ったとき、または人生において価値あるものは何かを見失ったとき、このピーターソン博士の言葉に立ち返ることで光明が見えてくるのではないでしょうか。

幸福度を高めるためには、一人で行うことができる手法が多く実証されています(Seligman, etc. 2005)。しかしながら、家族・友人・同僚と「質の高い絆」をもつことは、いい人生を送る上でも非常に大切であることがわかっています。

幸福度が高い人達の属性や行動を調べた研究では、その人達が一人で過ごす時間が少なく、親密性の高い人間関係を恋人や友人、家族などと保っていることが判明されました(Diener & Seligman, 2002)。また、最近の感情研究でも、ポジティブな感情を他者と共有することのメリットが重視されています(Fredrickson, 2013)。
 

ポジティブ心理学の3つのレベル

ポジティブ心理学の研究は幅広くはありますが、俯瞰してみると主に3つの基礎研究領域に分けられることがわかります。

まず第一に「主観的なレベル(Subjective level)」が挙げられます。これは、喜びやウェルビーイング、満足度や充足度、幸せや楽観性、フロー体験などが含まれます。このレベルでは、何か意義ある良い行いをすること(Doing good)や善良な人であること(Being a good person)と同様に、良く感じる(Feeling good)が重視されます。

次は「個人のレベル(Individual level)」です。これはいい人生(Good life)を送るために何が必要か、ということであり、善い人(Good person)であるためにはどのような質が求められるのかを見いだす研究領域です。これには強みや美徳の研究、愛と許し、勇気や忍耐力やレジリエンス(逆境力)、知恵や才能、創造性や独創性といった研究が含まれます。

最後に「集団またはコミュニティのレベル(Group or community level)」があります。組織(Institute)のレベルとも言われることがある段階です。ここでは市民としての美徳や社会的責任、利他性や寛容性、仕事における倫理観や倫理観をもったリーダーシップなどが研究され、より善き市民と組織、地域の開発に向けて応用されています。
 

発展を見せるポジティブ心理学の応用領域

創始されてから15年のポジティブ心理学ですが、以前は「新しい潮流」と呼ばれていた分野が、その後数多くの研究がなされ、現在では心理学の一分野として確立されています。

クリックして拡大その研究領域・応用領域は多岐を極め、今でも拡大を続けています。左図はイローナ・ボニウェル博士の下で学んだ大学院生が作成した「ポジティブ心理学マインドマップ」です。いかに幅広い領域が扱われているかがわかります。

とくにその中でも期待されるのが下記の応用5分野でしょう。これらは2013年7月にLAで開かれた国際ポジティブ心理学協会世界会議で講演された100以上の議題の中で、数多く挙げられたトップテーマでもあります。
 
  • ・ポジティブ教育
  • ・自己開発・コーチング
  • ・組織開発・リーダーシップ
  • ・ポジティブ ヘルス
  • ・環境と行政政策
  •  
次の15年に向けてまだまだ発展を見せるポジティブ心理学。知識は陳腐化するため、継続学習が欠かせません。

特に最近では米国だけではなく、ヨーロッパ勢の研究が盛んです。英国やデンマークなど、ウェルビーイングに力を入れている国家も多く、相性が良いと思われます。またアメリカでの研究をそのまま鵜呑みにしない批判的精神も持ち合わせています。
 
引用文献
Diener, E., & Seligman, M. E. (2002). Very happy people. Psychological science, 13(1), 81-84.

Fredrickson, B. L. (2013). Love 2.0: How Our Supreme Emotion Affects Everything We Feel, Think, Do, and Become. Penguin. com.

Seligman, M. E. P., & Csikszentmihalyi, M. (Eds.). (2000). Positivepsychology [Special issue] American Psychologist, 55(1).

Seligman, M. E., Steen, T. A., Park, N., & Peterson, C. (2005). Positive psychology progress: empirical validation of interventions. American psychologist, 60(5), 410.
 

ウェルビーイングとは?

心理学におけるウェルビーイングとは?

ウェルビーイングとは、幸福や満足感といったポジティブな心理状態を意味します。自分の人生に満足している、あるいは非常に満足していると言えば、心理的なウェルビーイングはかなり高いと考えて間違いないでしょう。

 

ウェルビーイングには、2つの重要な側面があります。まず、ポジティブな感情や幸福感をどの程度経験するかという「主観的ウェルビーイング」と呼ばれるものです(Diener, 2000)。そしてもう一つが「自分が生きていることに意味がある」という目的意識です。
 

2種類のウェルビーイング

「楽しい」や「幸せ」といった感情は、「ヘドニック」なウェルビーイングと分類されます。これは、通常、幸福の主観的感情を指す言葉として使われています。感情的要素(ポジティブな感情が高く、ネガティブな感情が低い)と認知的要素(人生に対する満足感)の2つの要素から構成されています。ポジティブな感情と人生に対する満足度がともに高いとき、個人は幸福を経験すると提案されています。
 
もう一つが「ユーダイモニック」なウェルビーイングです。これは人生の意義や目的意識により得られる満足感・幸福感を指します。心理学者のキャロル・リフは、ユーダイモニック・ウェルビーイングを6つの主要な心理的ウェルビーイングに分類し、非常に分かりやすいモデルを開発しました。
 

心理的ウェルビーイング理論

1. 自己受容 自分自身について肯定的な態度をとっていることを意味します。
 
2. 環境管理能力 日常生活の管理、自己の欲求を満たすための状況作りなど、環境要因や活動を管理する上で、機会を有効に活用し、使いこなしている感覚があることです。
 
3. 他者との良好な関係 相互の共感、親密さ、愛情を含む有意義な他者との関係に関与していることを反映しています。
 
4. 自己の成長 自分が成長し続けていること、新しい経験を歓迎していること、行動や自己の改善を時とともに認識していることを示します。
 
5. 人生の目的 強い目標志向を持ち、人生に意味があると確信していることを反映しています。
 
6. 自律性 自立していて、社会的な圧力とは無関係に自分の行動を制御していることを示します。
 

レジリエンスとの関係

心理的ウェルビーイングは、比較的安定しており、それまでの経験(例えば、幼少期の生い立ちなど)と生まれ持った性格の両方から影響を受けてきたと思わます。
 
ベースラインの心理的ウェルビーイングはかなり安定しているかもしれませんが、日々の出来事や経験も影響を及ぼします。例えば、どんなにレジリエンスのある人でも、日々の体験が常に悩みの種であれば、やがて非常に落ち込み、うつ状態になる可能性があります。仕事上のストレス要因に長期間さらされると、心理的ウェルビーイングに悪影響を及ぼすことを示す強力な証拠があります。
 
したがって、長期間のストレスは心理的ウェルビーイングにとって良いことではありません。心血管疾患、糖尿病などの血糖コントロールの問題、免疫系の不調など、深刻な病気につながる可能性が十分にあります (Chandola et al, 2008)。
 
つまり、Ryffらの理論では、幼少期の体験と基本的な性格が心理的ウェルビーイングの基盤を作り、日常の体験がポジティブであればそのレベルを良好に保つのに役立ちますが、ストレスが高い場合はそのレベルを下げ、ひいては健康状態の悪化につながると考えられます。
 

引用文献

Diener, E. (2000) Subjective wellbeing: The science of happiness and a proposal for a national index. American Psychologist, 55, 34-43.
 
Ryff, C.D., Singer, B.H. and Love, G.D. (2004) Positive health: connecting wellbeing with biology. Philosophical Transactions of the Royal Society, 359, 1383-1394.
 
Chandola, T. et al., (2008) Work stress and coronary heart disease: What are the mechanisms? European Heart Journal, 29, 640-648.

 

事務局へのお問い合わせ

Email:  info@positivepsych.jp
TEL:  03-6869-6493
受付時間内(9:00 - 18:00)

不在の場合はご用件をお伝えください。折り返しご連絡いたします。

Scroll