レジリエンス講師認定講座

レジリエンス講師認定講座

レジリエンス研修講師を目指す本講座の目的と特徴

 
「レジリエンス講師認定講座」は、ストレスや困難に適応する精神力を高める研修を育成・認定することを目的にしていますレジリエンスは、組織で働く従業員やリーダーにとって必要な心理的資源として注目されており、「レジリエンス研修」を通じて、ストレス耐性を高め、折れない心を育むことができます。本講座の特徴として、独自のメソッド「SPARKレジリエンス®︎」を習得し、実践的な研修を企業や自治体で提供することが挙げられます。

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なぜレジリエンス研修が求められているのか?

企業においては、人事・労務上の課題として「メンタル不調者の問題」が多く見られます。これは、定期的に実施されるストレスチェックの結果、ストレス対策が求められることが原因です。さらに、ストレスの影響でメンタル不調者の数が増加し、企業に大小の「コスト」をもたらすことがあります。そこで、ストレス対策やメンタルヘルスの一次予防として「レジリエンス研修」が必要とされています。
 

レジリエンス研修が必要な理由

レジリエンス研修は新しい企業のストレス対策

レジリエンス研修は、新しいストレス対策として注目を集めています。NHK「クローズアップ現代」などの各種メディアで取り上げられ、関連書籍も多く出版されています。海外ではグローバル企業や軍隊や警察署などで、ストレス耐性が必要なため、レジリエンス研修が導入されてきています。国内では、「メンタルヘルスの一次予防」として、企業・病院・学校でレジリエンス研修が取り入れられています。
 

メンタルヘルスとレジリエンス

レジリエンス研修の効果

(1)ストレス耐性を高める:

ストレスの多い仕事において、心理的な耐性が必要です。レジリエンス研修では、ストレスに対処する方法を習得し、心の健康を維持することができます。
 

(2)変化適応力を高める:

VUCA(変化の激しい)な時代において、しなやかに適応する心の柔軟さが求められます。レジリエンス研修では、挑戦や困難にも感情が揺らぐことなく対処できる感情制御力や自己の捉え方を学びます。
 

(3)目標達成力を高める:

高い目標を達成するためには、困難から立ち直る心の弾力性が必要です。レジリエンス研修では、やればできるという自信を保ち、失敗や逆境から学ぶことができる教訓力を学びます。


(参考)SPARKレジリエンス®︎の効果の研究結果


独自プログラムによる有効なレジリエンス研修

当講座では、イローナ・ボニウェル博士によって開発され、国内外の多くの企業で実践される『SPARKレジリエンス®︎』を教える講師を育成します。本プログラムは、ポジティブ心理学レジリエンス、認知行動療法、PTG(心的外傷後の成長)の研究に基づいているため、効果が裏付けられています。

高まるニーズに対応するレジリエンス研修

メンタルヘルスの問題は増加の一方ですが、レジリエンス研修はこれらの問題に対応するために高まっています。当講座では、国内初となる2014年に開始され、数百名の講師を養成・認定した実績があります。
 

独自のプログラムを指導する研修講師

当講座では、第一人者であるイローナ・ボニウェル博士が開発し、国内外の多くの企業で導入実績のある『SPARKレジリエンス®︎』を教える講師を育成します。
 

新しいキャリアや副職・複職にも最適な「研修講師」の仕事

過去の認定講師の中には、それまでの豊富な経験を活かし、企業研修の講師として独立して新たなキャリアを踏み出した方も数多くいらっしゃいます。また、現在の仕事を続けながら、副職として講師をする方もいます。
 

講座後も継続する学習の機会

当講座を修了した同志としての受講生は、その後もネットワークを持ち、助け合っておられます。また、当スクールが定期的に開催するオンライン勉強会や講座で、学び直しの機会もあります。

参考情報

SPARKレジリエンス®︎開発者ボニウェル博士の解説動画

(1分45秒)
※ 字幕をオンにしてご覧ください

研修プログラム開発者

イローナ・ボニウェル教授

博士(心理学)

レジリエンス第一人者 イローナ・ボニウェル博士

イーストロンドン大学大学院の応用ポジティブ心理学・コーチング修士課程のプログラムディレクターであり、欧州のポジティブ心理学の第一人者であるボニウェル教授は、独自の「SPARKレジリエンス®︎」の開発者であり、欧州初の「応用ポジティブ心理学修士課程(MAPP)」をイーストロンドン大学に創設し、責任者となっています。
 
ボニウェル教授は、また、セリグマン教授の依頼で、ポジティブ心理学欧州ネットワーク(ENPP)を創立し、第一回国際会議を主宰し、国際ポジティブ心理学協会(IPPA)の副会長として、世界のポジティブ心理学の普及と発展に貢献しています。
 
さらに、国連の依頼を受け、GNHで有名なブータン王国の政策を他の先進国への応用するプロジェクトを主導し、ロレアルやMarsなどの企業や各国の大学などの高等教育機関へのコンサルティング・研修も行っており、NHK「クローズアップ現代」でも取り上げられています。

主な著書
『ポジティブ心理学が1冊でわかる本』
『Positive Psychology』
『Positive Psychology in Nutshell』
『The Oxford Handbook of Happiness』

講師

久世浩司 

応用ポジティブ心理学準修士(GDAPP)
認定レジリエンス マスタートレーナー
レジリエンス講師 久世浩司

講師の久世浩司はポジティブ心理学レジリエンスを専門にしています。慶應義塾大学卒業後、P&Gに入社し、その後は社会人向けのスクールを設立。レジリエンス研修認知向上と講師の育成に取り組んでいます。NHK「クローズアップ現代」や関西テレビ『スーパーニュースアンカー』などでも取り上げられ、著書による発行部数は20万部以上。研修・講演会の登壇は上場企業から自治体・病院まで100社以上の実績があります。
 

主な著書
『「レジリエンス」の鍛え方』
『なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか?』
『なぜ、一流になる人は「根拠なき自信」を持っているのか?』
『リーダーのための「レジリエンス」入門』
『なぜ、一流の人は不安でも強気でいられるのか?』
『親子で育てる折れない心』
『仕事で成長する人は、なぜ不安を転機に変えられるのか?』
『マンガでやさしくわかるレジリエンス』
『図解 なぜ超一流の人は打たれ強いのか?』
『成功する人だけがもつ「一流のレジリエンス」』
『眠れる才能を引き出す技術』
『一流の人なら身につけているメンタルの磨き方』
『「チーム」で働く人の教科書』

講座 カリキュラム

「レジリエンス」とは何か?

博士独自の視点から、30年以上の研究の歴史がある「レジリエンス」について解説します。明確な理解を得ることで、博士が開発した「レジリエンス・トレーニング」についても理解できます。実証的な裏付けとして、レジリエンス研究、ポジティブ心理学、認知行動療法、PTG(トラウマ後の成長)のそれぞれの内容を伝えます。
 

「レジリエンス資源」とは?

職場におけるストレスの問題や仕事での要求やプレッシャーの問題を理解することで、「心理的なダム」の比喩を使ってレジリエンスに必要な資源を考えます。
 

「SPARK」とは?

「レジリエンス・トレーニング」の土台となる独自の「SPARK」モデルの解説があります。ストレスを感じる出来事が、人々の心の認知プロセスを通してどのように感情や行動に作用するのかの理解を深めます。
 

思い込みのパターン

出来事を捉える際に、思い込みが影響を与えます。その「捉え方」と「感情」の関係性を理解し、代表的な7種類の思い込みのパターンを解説し、自分の体験に基づいてどのような思い込みがあるかを認識する演習を行います。
 

ネガティブ感情

このモジュールでは、ネガティブな感情の基礎知識を理解します。ネガティブな感情がどのように相互作用し、悪化していくかを理解します。
 

SPARK解決サイクル

問題や課題を乗り越えるための新しい考え方を身につける「SPARK解決サイクル」の5つのステップについて理解します。
 

思い込みに挑戦

出来事を捉える際に、思い込みが影響を与えます。その「捉え方」と「感情」の関係性を理解し、代表的な7種類の思い込みのパターンを解説し、自分の体験に基づいてどのような思い込みがあるのかを認識し、演習します。
 

ネガティブ感情の気晴らし

自分の感情がコントロールできなくなったときに、気晴らしをすることが重要であると理解します。自分にとって最適な気晴らしの方法を見つけます。

アサーティブネス

ストレスの高い人間関係を解消するためのアサーティブネス・スキルを理解し、演習します。
 

逆境後の成長

レジリエンス資源の一つである心的外傷後の成長(PTG)について学習します。逆境においてポジティブな側面を見出す方法を理解します。
 

SPARK資源サイクル

レジリエンスの資源を形成するための5つのステップについて明確な理解を得ます。
 

状況・戦略

SPARK資源サイクルの1つ目として、状況を冷静に把握し、ステップ・バイ・ステップで改善するための戦略の立て方を学びます。
 

ポジティブな捉え方

思い込みにとらわれた解釈から、肯定的に出来事を捉えるポジティブな思い込みについて理解し、自分なりのルーティーンを確立します。
 

ポジティブ感情

SPARK資源サイクルの3つ目として、ストレス耐性を高めるポジティブな感情を形成するさまざまな方法について学びます。
 

社会的支援

レジリエンス資源となる「社会的支援」を理解します。自分の支援者となる人との人間関係の強化を行います。
 

自信と強み

レジリエンスを形成する「強み」を理解します。自身の上位3つの強みを見出します。さらに過去の逆境を克服したときに活かした強みの理解をすすめます。
 

クロージング

レジリエンスを高めるための知識として「SPARKサイクル」「SPARK解決サイクル」「SPARK資源サイクル」のそれぞれの特徴をおさらいします。
 
※ 多少内容が変更する場合がございます

特典

■講師の認定書を発行。
■講師用のマニュアルを提供。
■研修で使えるパワーポイント スライドデータを提供。
■継続学習として、当スクールの勉強会に割引参加。

認定書(参考)

受講生アンケートの声
第1期生

ポジティブ心理学の基礎からレジリエンス・トレーニングの展開,ウェルビーイングの基礎まで,新しい知見をわかりやすく学習することができ,とても有意義な講義でした。

第2期生

ボニウェル博士の講座がとても印象的でした。日本にいながら、この分野の中心で活躍されている博士の生の講義を受けられるのがとても魅力的で有意義な時間でした。

第3期生

ボニウェル先生、岐部先生、久世先生の三者三様の得意分野と専門性が発揮され、範囲が多岐にわたり粒々になりがちなポジティブ心理学、レジリエンスの知識がまとまり、腑に落ちました。わかり易いけど奥行の深い講座でありました。

第5期生

大学院の講義の様で勉強になりました。 特に、研究方法などまで教えていただき 研究ベースで考えていけば良いことがわかったので 良かったです。

第10期生

沢山のデータに基づいた学術的視点からの講義は、とても内容が深く多くの知識をインプット出来たと思います。惜しみなく情報を提供してくださり有難かったです。ディスカッションは他の方の意見や視点を聴く機会になりとても勉強になりました。 

第12期生

幸福学について、概要が学べたこと。学問としての幸福学を短時間でとても深いレベルまで教えていただけたのはとてもよかったと思います。今後の自分の知識としてプラスになりました。また、学問として学んでみたいと常々考えておりましたので、とてもよい経験になりました。

詳細

レジリエンス講師認定講座(第16期)

  • 認定講座1日目 2025年2月16日(日) 10-18時
  • 認定講座2日目 2025年3月2日(日) 10-18時
  • オンライン認定試験(講座後)

 

応募要件・定員

社会人経験が3年以上の方、定員20名
 

参加形式

Zoomによるオンライン講座
 

修了条件

受講時間数(全講座の受講が必要です)
筆記試験 (受講後にオンラインで実施します)
 

資格

レジリエンス研修講師認定書
(Executive Certificate in Resilience Training Instructor)

発行機関
The School of Positive Psychology(シンガポール)とPositran(フランス)

備考

講師都合で日程が変更となる場合があります。事前告知メールをご確認ください。
講座中の撮影・録音、講座内の営利目的の活動は、お断りさせていただきます。

お支払いについて

受講料(税込、認定料含む)

一般: 330,000円
レジリエンス入門講座 受講生: 290,000円
オンライン勉強会「レジリエンス入門」(全8回)受講生を含みます
 

お支払い方法

銀行振込、クレジットカード、コンビニATM
※ カード分割払い(33,000円X10回)をご希望の方は事務局にお伝えください。
 

キャンセル規定

講座の3日前〜前日 50%の返金   
開催日当日 返金なし
※ 初日がキャンセル規定の対象ですのでご注意下さい。

 
受講までの流れ(銀行振込)

  1. 事務局までメール(info@positivepsych.jp)でお申し込みください。
  2. 事務局から確認メールが送付されます。
  3. 所定の銀行口座にお振込をお願いします。
  4. 事務局から申込完了のメールが送付されます。
 

受講までの流れ(クレジットカード)

  1. PeaTixにてお申込・お支払の手続きをして下さい。申し込みはこちら
  2. 事務局から申込完了のメールが送付されます。

よくあるお問い合わせ

Q1. 認定後はどのような活用方法がありますか?
A1. 認定後にお渡しする「講師用スライド」を使用して、レジリエンス育成がテーマの研修、メンタルヘルス講座、講演会、セミナーなど、幅広い活用法があります。
 
Q2. 認定はどのような名称ですか?
A2. 認定書の名称は「レジリエンス研修講師認定書」です。履歴書や名刺には「認定レジリエンス研修講師」と記載してください。なお、認定書は英語で記載されます。
 
Q3. 遠隔からの参加は可能ですか?
A3. Zoomを使用したオンライン形式なので、パソコンやスマートフォンから遠隔での参加が可能です。
 
Q4. 子どもや学校向けにもレジリエンス講座を教えることができますか?
A4. 当コースは社会人を対象としています。小学生から大学生、学校関係に向けた講習は、日本ポジティブ教育協会が主催する養成講座をおすすめします。
 
Q5. キャンセル規定について教えてください?
A5. 返金規定は以下となります。キャンセルの申請は、メールで事務局にご連絡ください。
□ 最初の講座の3日前から前日まで:全受講料の50%の返金
□ 最初の講座以降:受講料の返金はできません
 
Q6. 認定のためには何が必要ですか?
A6. 全講座の受講と認定試験(オンライン)の結果によって合否が決まります。不合格の場合は、再受講が必要になりますので、ご了承ください。
 
Q7. 認定試験はどのような内容ですか?
A7. レジリエンス講師認定講座の内容の理解度を確認することを目的としたオンライン試験で、同講座の最終日に実施されます。
 
Q8. 認定期間はどれほどですか?更新には何が必要ですか?
A8. 認定書の有効期間は認定月から2年間です。更新には、更新申込書と認定料(20,000円(税込))が必要になります。
 
Q9. 認定講座は何回からなりますか?
A9. 認定講座は通常、2回からなります。受講者は、全講座を受講し、認定試験に合格することで認定されます。
 
Q10. 認定講座はどのような時間に開催されますか?
A10. 認定講座は通常、週末に開催されます。詳細については、当社のウェブサイトを参照してください。
 
Q11. 認定講座はどのような費用がかかりますか?
A11. 認定講座の受講料は、当社のウェブサイトに記載されています。費用には、講座費、認定試験費、認定料が含まれます。
 
Q12. 認定講座に参加するためには、どのような資格が必要ですか?
A12. 認定講座に参加するためには、高校・大学を卒業し、社会人としての経験があることが必要です。また、研修や講座などの経験があれば望ましいですが、必須ではありません。

事務局へのお問い合わせ

Email:  info@positivepsych.jp
TEL:  03-6869-6493
受付時間内(9:00 - 18:00)

不在の場合はご用件をお伝えください。折り返しご連絡いたします。