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#4 個性豊かなMAPPsters

MAPPster とは?


1st day on MAPP.jpg
MAPPster とは、1期生が自ら名付けた「MAPP学生」の名称です。おそらく今でも使われているのではないでしょうか? 第1期MAPPsters の多様性については、以前(#2 「MAPP第一学期目の授業」)にも少しだけ触れましたが、今回は彼らのバックグラウンドやMAPP卒業後の活躍などについて、もう少し詳しくご紹介したいと思います。


「多様性」あふれる「濃い」メンバーの集まり

1期生の特色と言えば、一人一人のメンバーがとにかく「濃い」。
そして、共通点を探すのが難しいほどの「多様性」。
経歴や専門分野、年齢層、出身国/人種など、全てにおいて本当に多種多様でした。

ほとんどの学生はフルタイムの仕事を掛け持っていた為、フィラデルフィアに移り住んだ学生はほんの一部のみ。大半の学生は、月に一度(週末を挟んで3〜5日間)の授業の度に、遠方から飛行機や長距離ドライブで通学していました。(中には海外から通学するメンバーもいました!)

専門分野においては、企業人事、エグゼクティブコーチやライフコーチ、教育者など、領域は異なるものの、何らかの形で人材開発に携わる人は比較的多かったです。人やビジネスモデルの弱みばかりに目を向けがちな従来のやり方に限界を感じ、ポジティブ心理学に新しい答えを見い出そうと集まってきた人たちです。
それ以外にも、 起業家、弁護士、医者、コメディアンなど、分野は様々でしたが、その誰もが、ポジティブ心理学に大きな可能性を見い出し、第1期生といういわば「実験台」になる事を厭わないどころか、嬉々として集まってきていたのでした。

その意味では、第1期MAPPstersの唯一の共通点は「ゴール」だったのかもしれません。だからでしょうか、オリエンテーション初日から誰もがすぐに打ち解け合い、驚くような一体感がありました。MAPPの教室は、ペンシルベニア大学の中でもおそらく最も有名な、ウォートン・スクール(ビジネススクール)の一室を借りる事が多かったのですが、ビジネススクールでよくありがちな、クラスメイト同士での競争意識のようなものは微塵も感じられませんでした。それよりも、同じ目的に向かう「同志」という感じでした。

1期生のスター

さて、ここでは1期生のスターを何人かご紹介したいと思います。

tom-rath-happiness.jpgTom Rath:MAPP在学時は、Gallup Organization(強みに焦点を当てたビジネスモデルの先駆者的存在でもある)の幹部を歴任。現在はGallupのアドバイザーやペンシルベニア大学のシニアサイエンティストを兼任しながら、主に執筆活動や講演を行なっている。著書に、How Full Is Your Bucket? Strengths Based Leadership, Wellbeing, Eat Move Sleepなどがあり、いずれもNew York Times ベストセラーとなっている。


Senia_Maymin_Photo1-221x300.jpgSenia Maymin: もともとはテクノロジーや金融(@Wall Street)などの分野で起業家として活躍 。現在は主にエグゼクティブコーチ、ライターとして活躍し、USA Today やBusiness Weekなどのメディアでも多く取り上げられている。Positive Psychology News Daily の創始者。著書に Profit from the Positive (共著者:同じくMAPP1期のMargaret Greenberg)がある。


クラスメイトの誇らしい活躍ぶりはここには到底書ききれませんが、多くのクラスメイトがMAPPを踏み台にして更に活躍の幅を広げています。起業をしたり、書籍を出版したり、大きく方向転換をして自分の「強み」を活かした新しい仕事に着手したりと、それぞれがMAPPsterとしての道を歩んでいます。

タイムリーにも、MAPP卒業生(2期生以降も含め)の経歴を掲載したPublic Directory が今月一般公開になりましたので、ご興味のある方は下記サイトからどうぞご覧ください。

http://mappalum.org/Public1

(第5回に続く)

2014年5月25日

執筆者:神谷雪江(かみや ゆきえ)

米・ペンシルベニア大学大学院 応用ポジティブ心理学修士課程(MAPP)第一期生。修了後は、日本で人事コンサルティング会社に勤務し、ポジティブ心理学の、組織・人事への応用に従事。2009年より米・ボストンに移り、グローバル人材の採用や翻訳業に従事。 強み診断ツール「Realise2」の翻訳にも携わる。