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ポジティブ心理学の応用研究



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コーチングへの応用



ポジティブ心理学の創始者の一人である米・ミシガン大学のクリストファー・ピーターソン教授(VIA強み診断の開発者)は、「コーチングはポジティブ心理学にとっての自然な帰結点だ」と語っています。「コーチングにおいては卓越性が認識され、祝福され、励まされる。これはポジティブ心理学そのものだ。そして、コーチングは(部外者である私の目から見れば)理論と実証的な基礎が必要な分野のようだが、ポジティブ心理学がその両方を提供することができる」と伝えています。

このように親和性の高いポジティブ心理学とコーチングの両分野に関する研究には、ポジティブ心理学とコーチング心理学における代表的な学者が積極的に携わり、いくつかの注目すべき研究結果が発表されています。ここでは、それらの論文の中から主要なものを抜粋して紹介します。

コーチングとポジティブ心理学


ポジティブ心理学の父と呼ばれるマーティン・セリグマン教授は、ポジティブ心理学のコーチング分野への応用に熱心な学者の一人です。セリグマン教授は、コーチングは理論的基盤や意味ある認定基準や顕著な実証ベースに未だ欠けているのではないかと疑問を投げかけます。
そしてポジティブ心理学は理論的な枠組みをコーチングの実践に提供することができ、さらには確かな尺度や根拠ある介入を与えることにもなることでコーチング分野のさらなる発展に貢献できるのではないかと考えます。

参考:Seligman, M. E. (2007). Coaching and positive psychology. Australian Psychologist,
42(4), 266-267.

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ポジティブ心理学コーチングで組織を繁栄し、メンタルヘルスを改善する


豪・シドニー大学で世界初の「コーチング心理学修士課程」を開講したアンソニー・グラント博士は、コーチング心理学の研究における第一人者です。グラント博士は、目標達成手法として有効なコーチングと、意義やウェルビーイングを高める効果があるポジティブ心理学の融合にかねてから着目してきました。
コーチングは主に外部者によるエグゼクティブ コーチングと内部者による職場コーチングに分けられますが、グラント博士の調査研究では、それらのコーチングにポジティブ心理学の手法を取り入れることで、目標達成度や生産性の向上はもちろん、うつ病などの改善にもつながる可能性があることがわかりました。
つまりポジティブ心理学のコーチングへの応用により、組織の業績強化がはかられるだけでなく、メンタルヘルスの向上も期待できるのです。

参考文献: Grant, A.M. & Spence, G.B.. Using Coaching and Positive Psychology to Promote a Flourishing Workforce: A Model of Goal-Striving and Mental Health. In P.A. Linley, S. Harrington & N. Page, Oxford Handbook of Positive Psychology and Work.

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ポジティブ心理学とエグゼクティブ コーチング


ハーバード大学メディカルスクールで年に一回の「リーダーシップとヘルスケアにおけるコーチング会議」を主宰するキャロル・カウフマン博士らは、ポジティブ心理学のエグゼクティブ コーチングへの応用について明確な意見をもっています。
カウフマン博士は心理学を応用したさまざまなコーチングモデルを列挙しながら、ポジティブ心理学における根拠ベースの分野であるVIS診断を使った強みの活用やフロー理論、ホープ理論などがエグゼクティブ コーチングに実用できると考えます。

参考:Kauffman, C., & Scoular, A. 2004. Towards a positive psychology of executive coaching. In P. A. Linley & P. A. Joseph (Eds.), Positive psychology in practice: 287–302. Hoboken, NJ: Wiley.

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リーダーに対しての強みのコーチング


英・応用ポジティブ心理学センター(CAPP)創立者であるアレックス・リンレー博士らは、ポジティブ心理学とコーチング心理学はいくつかの共通するテーマと基本的な仮説を共有すると考えます。また、ポジティブ心理学、強みのアプローチ、そしてコーチング心理学を融合することで、組織におけるリーダーシップの能力開発や次世代リーダーの育成に活かせると論じています。
コーチングの手法を活用して、本人がまだ気付いていない強みを見いだすこと、そして過度に使用されている強みや使用頻度の低い強みを発見することで、リーダーの能力を最大限に発揮できることが考えられます。

参考:Linley, P.A., Woolston, L., & Biswas-Diener, R. (2009). Strengths coaching with leaders. International Coaching Psychology Review, 4(1).

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フロー理論のコーチング心理学への応用


「フロー」や「ゾーン」の状態に入る事は、従業員をある特定の業務に集中させさせ、生産性を最大化することを助けるのではないか。もしそうであれば、目的達成型であるコーチングは、フロー理論と親和性が高いのではないか。そういった仮説をもったイローナ・ボニゥエル博士らポジティブ心理学学者は、フロー理論のコーチング心理学への応用を試みました。
その結果、フロー理論におけるいくつかの活用法は、コーチング心理学にとっても非常に役に立つ枠組みであることが実証されました。

参考:Wesson, K. & Boniwell, I. Flow theory - its application to coaching psychology. International Coaching Psychology Review. Vol. 2 No. 1 2007.

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