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些細な出来事の積み重ねが幸福感を左右する

幸福の心理学

ダニエル・ギルバート博士(ハーバード大学 心理学部 教授)

このダニエル・ギルバート博士とHBR誌の記者とのインタビューでは、過去20年間で心理学・経済学・脳科学で科学的なアプローチを用いて主観データの測定や分析を行うことにより、幸福についてさまざまなことがわかってきたことがわかりやすく述べられています。

Dan.jpgギルバート博士は米・ハーバード大学心理学部教授で、「感情予測」の研究で有名です。人は、将来の体験するであろうポジティブな感情やネガティブな感情を想像し予測することができるが、それは正確であることは稀で誤審であることが多い。その間違いをいかに乗り越えて、感情予測の誤審がもたらす問題を解決するかに博士は熱意をもって取り組んでいます。

このインタビューでギルバート博士はこのような考えを述べています。

  • 人々は何が自分を幸せにして、それがどのくらい長続きするかを予測することが得意ではない。ポジティブな出来事は実際よりもはるかに長く私たちを幸せにしてくれると期待し、ネガティブな出来事は私たちを現実以上に不幸にすると予期する。
  • ポジティブな体験の頻度のほうが、ポジティブな体験の濃度よりも幸福感の指標となる。些細だがよい出来事を多く体験する人のほうが、一つの大きな出来事を経験した人よりも幸せでありやすい。
  • ベートーベン、ゴッホ、ヘミングウェイのような不幸な人生でありながら創造力の高い天才たちがいた。ある程度の不幸は能力のきっかけになると考える人がいるが、それは間違いだ。多かれ少なかれ、幸福感の高い人はより創造的で生産的だ。
  • 満足感の高い従業員は、必ずしも生産的ではないと考える管理職がいるが、直感に頼る代わりにデータを収集する管理職はそうは言わない。職場においては、難しいけれども到達できなくはない適度に挑戦しがいのある目標を与えられたた社員は幸福感が高い。

またギルバート博士は、インタビューの前半で近年話題になっている幸福度尺度の調査について研究者の立場から言及しています。例えば、博士の同僚がスマートフォンを活用して多数の被験者の瞬間ごとの感情をリアルタイムで把握できるようになっています。私たちは昨日にどれだけ幸せだったか、または明日にどれだけ幸せを感じるのかを正確に伝えることはできませんが、今この瞬間にどう感じているのかを伝えることはできます。IT技術がその測定を可能にし、幸福度の研究の発展に貢献しているようです。

(スマホを用いた幸福度測定アプリ「Track Your Happiness」はこちらからダウンロードLinkIconできます。現在は英語のみです)

ダニエル・ギルバート教授のTEDトークはこちらLinkIcon
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