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今村啓美さん (BeGene. Asia 代表)


新しい試みとしての「受講生インタビュー」。当校代表の久世が、受講生の方々と直接対話した内容をご紹介する企画です。記念すべき第一回は、BeGene. Asia代表の今村啓美さんです。たまたまお仕事でシンガポールに来られる機会があったので、オーチャードにあるThe School of Positive Psychology本校で取材させていただきました。

━━━今村さんは、どのようにしてポジティブ心理学に興味をもたれたのですか?

  • 初めて手に取った本はキャロル・ドゥエック博士の「Mindset」(「やればできる!」の研究」)です。もともと私はポジティブ心理学については詳しく知らなかったのですが、10年以上子供教育に携わっていて常に心理学という分野には興味をもっていました。
  • あるとき主人が、ポジティブ心理学関連の本を何冊も購入して私にプレゼントしてくれました。それらの本に私が目を通して、ポジティブ心理学を知ることになったのです。自分の今までの経験から感じていた事がそのまま書いてあるようでした。 すぐに関心をもち、仕事にも関連があると感じたので勉強をしようと考え、スクールで受講をすることにつながりました。

━━━お仕事の内容について、教えて頂けますか?

  • www.begene.com クリックでHPに移動現在は「BeGene. Academy」という英会話教育が中心の事業を 経営しています。対象は子供から大人までで、マンツーマンレッスンからグループレッスンまであり、海外留学やインターンシップのお手伝いもしています。「情熱を世界に!」という考えのもとに、大好きなことやご自身の強みをいかしたお仕事をされている方が多く受講してくださっています。
  • 講師は海外で働いた経験のあるネイティブとバイリンガル講師です。とくに「英語脳」を形成するレッスンや、「異文化コミュニケーション」を学ぶ事のできるプログラム、「好きな事」をテーマにしたオリジナルテキストはご好評いただいています。
  • また自分の経験を生かして、海外で成果を上げている教育メソッドを日本に導入するコンサルティングのお仕事もしています。今回の出張も、マレーシアでの教育機関の視察を兼ねたものでした。

━━━それで隣国のシンガポールまで足をのばされたのですね。

  • 今回の出張はたまたま主人も一緒で、主人はF1関係の仕事があったので、シンガポールに来ました。(ちょうどその週は「シンガポール F1GP」が開催されていた)また、久世先生にお願いして、シンガポールでポジティブ心理学を導入している学校の視察をする機会をもつこと ができて、感謝しています。

今回は今村さんのご要望により、シンガポールでポジティブ心理学を導入し「ウェルビーイング教育」を実践している名門進学校「Hwa Chong Institution」をご紹介し、学生教育担当学部長との会議を通して有用な話を聞くことができた。当校の講師が二百名を超える教師とカウンセラーにポジティブ心理学基礎を講義し、その知識が生徒への教育に活かされている。5年計画の2年目としての今年度は、米ペンシルベニア大学が開発した「レジリエンス・プログラム」をカスタマイズして導入し、生徒の再起力・メンタルヘルス・学習力の向上に活かすらしい。

━━━コンサルティングはどのようなことをされているのですか?

  • 幅広くさせて頂いています。海外に優れた教育メソッドをもつスクールがあると聞けば、アポをとって直接訪問して契約をまとめるような仕事のスタイルを実行していました。その経験が今役に立っていると思います。例としては、米国ボストンにあるオルタナティブスクール『サドベリーバレースクール』の東京校設立(東京サドベリースクール)に携わったプロジェクトがあります。

━━━もともとフリースクールの教育がご専門だったのですか?

  • いえ、そういう訳ではありません。子供の教育を専門としてきました。
  • 自分でもその理念をもとにスクールを運営できるよう、ボストンのサドベリーバレースクールで研修を受ける機会をもちました。
  • その後、日本校の経営と教育に関わりました。

━━━「熱意」や「向学心」といったご自分の強みを活かされたのでしょうね。なぜそのようなお仕事に興味をもたれたのですか?

  • やはり自分の海外での留学経験から、次の世代を担う子供たちが大人になってから活躍していくためには、自分自身に合った教育環境が鍵を握っていると思いました。世界には子供たちが「学ぶ」ことのできる選択肢はたくさんあります。
  • 日本のみならず世界中のいろいろな形の学びを体験する機会をつくり、グローバルな視野を養う必要があると実感したからです。そして学ぶ事を自ら選んでいる子供たちは、どの世界でも生き生きとして目が輝いているのですよね。そんな子供を日本でも増やすことに貢献できたらと考えています。そのためには、まず英語のコミュニケーション能力が基礎として重要ですので、今の事業を行っています。

━━━最後になりますが、当校で学ばれたことはどのように活かす事ができそうですか?

  • 最初のステップとして、当校のスタッフと講師にポジティブ心理学という考え方を共有し、受講生の皆さんの強みを引き出したり、より理解する一つの方法となればと思います。
  • また、多くの生徒さんは海外で活躍するという目標をもたれているので、レジリエンス(失敗から立ち直る力)やマインドセット(物事の見方)などの考え方をお伝えできればと思います。
  • 海外に出ていくと英語力も必要ですが、それ以上にメンタリティーがとても大切だと思うからです。
  • また、子育て中の親御さんや講師をされている方々にもポジティブ心理学を教育や子育てという面から伝えていけるようなワークショップが出来ればと思っています。

━━━ありがとうございました。

(2012年9月20日 シンガポール The School of Positive Psychology本校にて)

次のインタビューは、林明子さん(株式会社エンライトメント代表)です。